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金属の防錆対策−塗装と亜鉛めっき−


 金属製品の多くはそのままの状態ではすぐに錆びてしまうので、表面を防錆処理しています。 大きく分けると被膜型の塗装・ライニング被膜+犠牲陽極型の亜鉛メッキの2通り方法があります。 代表的な2つの防錆方法の特徴を簡単に説明したいと思います。
 あなたにあった対策はどちらでしょうか?

塗装・ライニングによる防錆方法 被膜型

  *空気 **塗装 **金属 *さび


塗装の被膜  図4 塗装による被膜

 図4のように、塗装・ライニングは金属の表面を被膜する防錆方法です。の発生要素である水と空気を被膜のバリアで遮断することによっての発生を防ぎます。
 比較的簡単に作業ができるため、特に塗装は最もポピュラーな防錆方法になっています。 しかし被膜がキズついたり壊れると、その部分に水がたまりやすくなりが発生します。(図5)こまめに点検し、が発生したりキズ・破損がある場合は再塗装するなど、メンテナンスをしっかり行ないましょう。 普通の環境で、塗装は3〜5年程度、ライニングは5〜10年程度効果が期待できます。あくまでも目安なので、早期にびる事もあります。
 塗装・ライニング等の被膜による防錆平穏な環境向きといえます。

塗装面にキズがついた場合  図5 塗装面にキズがついた場合

亜鉛メッキによる防錆対策 被膜+犠牲陽極型

  *空気 **亜鉛メッキ **金属

亜鉛メッキの被膜  図6 亜鉛メッキによる被膜

 亜鉛メッキは被膜作用と犠牲陽極作用の2つの効果のある防錆方法です。亜鉛メッキの被膜は酸素と結びつくので層がち密であり、塗装等より高い効果が期待できます。(図6)
 さらに、水がつくと亜鉛メッキ自体がの対象となりびる(徐々に解ける)犠牲陽極作用がはたらき鋼材を守ります。 仮にキズがついても周りの亜鉛メッキの犠牲陽極作用によって保護してくれるので、塗装のようにキズ部分にが発生することがありません。(図7)
 しかし、亜鉛メッキは消耗するので永久的に効果はありません。普通の環境では10〜20年程度でもびくともしませんが、海辺などの悪い環境では2〜3年程度で が発生する場合もあります。亜鉛メッキ層を厚くすればするほど防錆効果は上がりますが、現在では0.079mmが最高で まだまだ満足のいく厚みを確保できていません。
 亜鉛メッキは平穏な環境から悪環境まで幅広く使用されている万能型防錆方法です。

亜鉛メッキの早期腐食にお困りの方はこらのページをご覧下さい!亜鉛メッキ本来の設計寿命をサポートします。

亜鉛メッキの犠牲陽極作用  図7 亜鉛メッキにキズがついた場合